個人の収入には「所得税」が課税されます。
この「所得税」の税率は収入(所得)の金額によって違います。
「所得税」というくらいですから、もちろん所得に対する税金です。
所得とは、いわゆる利益のようなものです。
例えば、
事業をされている方でしたら・・・
売上(収入) - 経費 = 利益(所得)←これ
給与所得者でしたら・・・
給料(収入) - 給与所得控除額(経費) = 所得←これ
(さらに所得から差し引くことができる「所得控除」というものがございますが、ここでは省略します。)
では所得税の最高税率をご存知でしょうか?
「40%」です。
課税総所得金額が1,800万円を超える部分に40%の税率が適用となります。
分かりにくいですが、
例えば給与所得者で子供2人の4人家族の場合、
年収ベースでだいたい2,300万円くらいの人が所得1,800万円超になるでしょうか。
相当な年収ですね。
平成25年度の税制改正で、この最高税率が「45%」になります(ただし、課税所得4,000万円超の部分)。
平成27年分以降の所得税について適用されます。
住民税の10%と合わせると、55%になりますね。
消費税増税の絡みもあり、格差是正のため高い所得階層には負担増となります。
ちなみに消費税導入前の昭和の時代は最高税率70%だったそうですね。
京都 の 税理士|加来昇税理士事務所